美しい
愛が息をするままにデリバリーを
味のない日々に花束の手向けを
埃の星が瞬く部屋で向き合う時間
足が埋もれないように早歩きしていたら見逃した空の色で、少しずつ埋めていく。
瞼の生きるままに世界を見つめたり隠したり
泳いだ水の群れに吸い込まれる音
黒く艶やかなのは、そこに光が届いているから
手を伸ばして届くのは、そこに意志と付きがあるから
もう一度見たいものに限ってもう無い
要らないものばかり溢れている
ありふれた不幸の溝にはまらないように、
正義と現象がマーブル模様をなして広がる地球