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はなほじズ

自由人のブログ。

桜が咲く季節になってしまった

暖かくて心地よい良い春に、生命のいぶき、新しい社会の歩みを感じる。
桜が咲いてしまえば、舞い散るまでのカウントダウンが始まる。日本の時計の針が進む。皆、気持ちがいい。希望を持っていい時期。夢を見ていい時期。いくらでも笑ってはしゃいで転んでまた笑って、素晴らしい命たち。彼らを見送りながら白い花吹雪が舞い上がり、桜の春は終わる。
その桜を見送る私にはまだ春が続いている。毎年だしぬかれてしまう。
いつの間にか夏が始まって、秋の空になって、つめたい冬の風が吹いて、どうせまた春が来る。

私の8月の誕生日よりも春の訪れの方が、歳をとったな、と感じられる。
大人になってきてしまった。
好きなことをして生きていきたい。
人を幸せにすることで幸せになりたい。犬のように。
死なないように頑張るし、死なないように頑張らない。
子供っぽいねと言われたいし、言われたくない。
優しくなりたい。桜の花びらの手ざわりのように。

ひさかたの光のどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ





こんなことを書いていたら桜が散ってきてしまいました。ちゃんちゃん。